corotantanのブログ

日々の記録です。

善き友

 

 

ブッタについての本を読んでいると

こんなことが書かれていました。

 

『ブッタや修行者たちは朝早く托鉢に出かけますが、そのとき水平線から朝日が昇ってくる光景を見ていたことと思います。その様子を思い浮かべながらの話のようです。東の空がほのぼのと明るくなるのは、太陽が昇ってくる前兆である。それと同じように、修行者が聖なる道を成就するときもそのきざしがある。その前兆とは、善き友を持つことであるというのです。善き友に教えられ、励まされ、道を成就できるのだと言うのです。』

 

 

 

 

私が世間に対して

不満や嫉妬、怒りや虚しさなどを

抱え込んで苦しんでいたころ…

 

周りには私の気分を逆撫でする

敵ばかりで

いろんな所でクレームをつけ…

 

友だと思っている人達にすら

怒りの刃をそっと

向けていたような気がします。

 

「裏切ったら刺すよ…」

 

って。

 

 

 

 

ところが自分や世の中に対する

執着を手放していくと

ブッタが言うとおり

 

周りには教え、励まし

成就への道を共に歩んでくれる

善き友がたくさんいてくれて

 

そればかりか

通りすがりの人や

お店の人達も

驚くほどに親切です。

 

 

周りの人達が

信用できない人達や

裏切る人達だったわけではなく

 

私の心の目が

その人達を

そういう風に

見ていたのですね。

 

 

だから、善き友に巡り会いたければ

自分が変わるだけでいいのです。

 

 

 

 

 

その人達それぞれが携える

灯明が集まって

今や、私の前途も

明るく照らされ

喜びに満ちています。