命と命
先日、コロンと散歩中にクワガタが
えらく急いで動いてるのを見かけて
その先に視線をやると
他にも数匹クワガタがいて
もっとよく見ると
黄金虫やその他小さな虫たちが
ワラワラと集まっていました。
もっともっとよ~く見ると
真ん中に何かの小動物の死骸。
それにたくさんの虫たちが
集まっていたのです。
思わず「気持ち悪っ!」と言って
飛び退いてしまいましたが
次の瞬間にそんな自分を恥じていました。
これが自然の営み。
ひとつの命をたくさんの命が
ありがたくいただく。
自分だって
たくさんの……
本当にたくさんの命を
もらっているのに
自分は違う……
そんな目で世界を見ている……
感じている自分が
恥ずかしくなったのです。
私もその中の一員で
何も特別なものではない。
今までなかなか
受け入れられなかった命の循環
を少しずつ見つめてみようと
思い始めています。
小さな命が
地球規模での
壮大な命の繋がりとなっていることを
感じ始めています。
ちなみに原始の人は
他の動物が食べた後に残る骨を砕いて
中にある骨髄を吸っていたそうです。
旨味成分があって
とても美味しいそうですが
死骸に群がるのは
虫も人も同じ。
糧となってくれた命に
感謝です。