後悔する脳
薬学博士の池谷裕二さんの著書が好きで、先日新刊を見つけたので購入して読んでいます。
脳神経について研究されている人で、本ではいろんな学者の研究結果と考察を紹介してくれています。どれも興味を引くものばかりですが、今読んだテーマが面白かったのでご紹介します。
『ネズミも後悔する』
迷路の所々にエサが出てくる箇所があって、いろんなタイミングでエサが出てくるのですが、その待ち時間は音で分かるようになっているそうです。
ネズミは好きなエサなら多少の待ち時間でも我慢するそうですが、それほどでもないときは時間が長いとスキップして次の場所に行くそうです。ところが、次に向かった先の待ち時間が長かった時は「やっちまった!」とばかりに、スキップしたところを何度も振り返るそうです。あるいは、ようやく出てきたエサを一目散に掻き込んで、次のエサ場に急ぐそうです。(一定方向に回るように訓練されているので、バックはしないのでしょうね)
このときにネズミの脳をみてみると、人間が後悔した時に活性化する部位と同じところが活性化しているそうです。
ネズミも人も同じメカニズムを使って、「失敗した過去」を悔いているのだそうです。
何者も突然変異で進化するのではなく
先祖代々の遺伝子を引き継いで
少しずつ少しずつ
進化していることを
改めて感じます。
命のリレーです。
それにしても……
著者も書いていますが
"後悔しているネズミ"
なんだかかわいいですね。😊
ネズミは頭がいいな。😲
ちなみに私がよく後悔するのは
スーパーなどでのレジ待ちです。
あっちが早いか、こっちが早いか……いろいろ迷ってウロウロ。
そしてようやく並んだところが一番遅かった……
ということがしょっちゅうです。
このときにやっちまった〰😫と後悔しております。
損得勘定で動くとダメかな。
でも、それが生き物らしいね。😁