尊敬します。その2
昨日の夕方、母のデイサービスからの帰りを迎えて玄関に入ろうとしていたときです。
道路から元気な声が聞こえました。
振り返ると小学生の男の子が「こんにちは❗」と挨拶をしてくれていたのです。
私の子供時代はすれ違う人たち全てに挨拶していたものですが(田舎だから知らない人が珍しいけれど)、今の時代はそういう繋がりは希薄ですよね。
そんな中でそういう繋がりを体験すると、心がとても温かくなります。
私も母も振り返って大きな声で「こんにちは😃」と返事しましたが、そのあともう一言添えたかったのに、とっさで出てきませんでした。
「お帰りなさい」にしようかと思ったのですが、今思うとこれを伝えたかったのだと気がつきました。
「ありがとう❗」です。
何にありがとうかというと
私の心を元気にしてくれたことにです。
大人は子供に対してついつい「偉いね」と言いたくなりますが、アドラーはそれを否定します。
なぜなら偉いねというような誉め言葉は上の立場の人が下の人を評価する言葉だからだそうです。
経験値はもちろん大人の方が勝っているけれど、人としての価値はどちらも平等だという考えに基づいているからです。
だから、大人といえど子供に対して誉めるのはおかしいのです。
そしてアドラーはそういうときに感謝を伝えるように言っています。
今回の男の子とのやり取りはそれがとてもしっくりと腑に落ちた出来事でした。
知らないおばさんとおばあさんに堂々と声をかけることができる……彼は素晴らしい心の持ち主だと思います。
尊敬ですね。😊