怒り👊
母がまたやってくれた。
私がおかずを作って持っていくと
母は必ずこう言う。
「もう、母ちゃんのことは気にせんでええけん。まだできるし、冷蔵庫にあるものでなんとかなるけん。」
「お弁当(配食サービス)を取ろうかと思うんよ。」
いやいや、作れないでしょうが!
それに、冷蔵庫にあるのは、結局私が作った物か頼まれて買ってきたものだから‼
私に迷惑をかけたくないという母の気持ちも分かるけれど、こうも素直に受け取ってもらえないとなると、私もいい気がしない。
それならばいっそのこと、母が望んでいる配食サービスを頼んでみようかと思い、サービスを受けることに。
そして、年末に一週間利用して、今年は4日からサービス再開となるはずだったのに、6日になってもお弁当が届かない。
業者に連絡して確認してもらうと……
なんと母が年末に断っていたそうだ。
そりゃ、待てど暮らせど届かないはずだ。
そして、母は自分で断ったことをすっかり忘れていた。
私がそのことを母に言うと、返ってきた言葉がこれ。
「しばらく止めてもいいとあんたに言うたやろ⁉」
「あんたが入ってくるとややこしくなる。」
認知症で忘れたのは仕方ないが…
「忘れた。ごめん。」の一言で済むのに
ややこしくなった原因を人のせいにする……
あの人は、ほんっとに可愛いげがない‼😤
今回のことで、以前に比べて私が少し変わったことに気がついた。
ひとつは、あんな風に言われた時の心理だ。
以前はとても悔しかった。
喉に何かが引っかかり、胸がえぐられるような痛みを覚えたものだ。
ところが、今回は素直に……
素直に怒りが湧いてきた。
そして、もうひとつ変わったことは
以前なら我慢していた言葉だけど、今回は面と向かって言ってやったのだ。
というか、勝手に口をついて出ていた。
「母ちゃんがお弁当を取りたい言うたけん、手続きしたんやろ!それをややこしくなるとは失礼な❗もう、なんかしてほしい言うてもしてあげんよ‼😠」
認知症の人を相手に大人気ない気もするし、介護の仕事をしていた私なのに……とも思うが
今回はこれで良かったと思う。
人間、きれいごとだけでは
心が折れる。