自然に還っていく
昨日は毎年恒例の夫の実家での
お餅つきに行きました。
夫の実家も久万高原町(旧美川村)なので
R33号で三坂峠を越えます。
なが~いトンネルが2つある
三坂道路が開通したので
格段に行きやすくなりました。
私は二つ目のトンネルを抜けて
突然視界が開けるこの景色が大好きです。
どなたかの小説ではありませんが
トンネルを抜けると……
ここは朝早く通ると結構な確率で
朝霧がかかっていて
とても幻想的なのですが
昨日は今年一番くらいの冷え込み(-3度)
だったので
霜が一面に降りていて
更に幻想的でした。
荒れていく
故郷の姿 哀しくも
母なる川か
仁淀川
誰が詠んで
誰が書いたのか知りませんが
高知県境にある高い絶壁に
書かれた一句です。
今では草木に覆われ半分も
読めなくなりましたが
子供の頃からなぜか心に響いていて
今でもそこを通ると
自然に口をついて出てきます。
この句のように
荒れていく故郷の姿を目の当たりにして
人間の永久的な繁栄なんてないと見せつけられ
胸が締め付けられるような哀しみを感じながらも
こうして自然に還っていく姿も
美しいと思える……
そんな年齢になりました。