器の大きさ
小澤征爾さんのインタビューを聞いていて
こんな言葉が印象に残りました。
「決まった枠にはめようとする指揮者もいるが、
音楽はひとりひとりの演奏家が、心地よく
演奏していないといいものにはならない」
「演奏しやすいかどうか、ひとりひとりに聞いて試していくことが大事」
自分の目指すビジョンはあるが
それに楽団員達を縛るのではなくて
ひとりひとりが心地よい波動にいながら
全員がまとまっていく。
それはとてつもなく大変な労力だと思います。
それは
自分の確固たる信念と
その上でそれぞれの
思いも受け入れられる
器の大きさ。
揺るがない核と
包み込む器。
自分の信念を確立するということは
決して自分本位なことでも
独りよがりなことでもなく
相手への愛と尊敬を
手にいれることだと
感じています。