安全基地
錦帯橋を眺めながらのんびりと河原で過ごしていると「お母さん、こっちも見てみたい!」という男の子の声が聞こえてきました。
その方に視線を向けると、5~6歳の男の子が水際の方に慎重に歩いて行くところでした。河原は広いのでまだまだ水際までには距離があるし、浅いので全然危なくはなく、大人の私から見たらどうってことない行動だけど、子供さんにとっては大冒険なのでしょう。
子供にとってひとつひとつの冒険は成長へと繋がっていきますが、そんな冒険ができるのは"安全基地"があるからだそうです。それがお母さんやお父さん、そして友達や先生など、自分が安心だと思える……そんな人達ですね。
私もそんな存在に出会い、冒険を繰り返して大人になりました。そして、この歳になっても冒険を積み重ねているわけですが、今の私にとっての"安全基地"とは"ありのままの自分"です。
どんな自分を感じても……例えそれが望まざる自分でも、それを受け入れて、そして応援してくれる……そんな自分がいてくれれば、いくつになっても魂は成長し続けますね。